大人になっても読んでほしい、こどものおもちゃの魅力
今週のお題「わたしの本棚」から、今日の一冊。
多分私が一生で一番好きな少女漫画を、ピックアップしてみたいと思います。
(っていうか、この今週のお題ってなんなんだ。すごいですね、はてなブログ。面白いです。)
こどものおもちゃ
紗南ちゃんみたいになりたかった。子供には紗南ちゃんて名前をつけたい。
そのくらい思い入れが大きく、人生としても影響のある漫画です。
いくつになっても楽しめる漫画
ちなみにこの漫画はリアルタイムで読んでいたわけではなく、高校生の頃に友達から借りて読んだものでした。
大学生になって完全版を買い直してからも、また感じ方が変わる。
もしかしたら、感じ方が違う人からしたらくだらないような話なのかもしれないんですけれど、、、私の捉え方としては深くて、結構、かなり、泣けちゃいます。
もちろん、恋愛模様も楽しめます。
でも、一番は「こども」とは思えない視点で大人や社会に一喝入れちゃうところだと思います。
学級崩壊、学校の抑圧性、少年犯罪、家庭崩壊、離婚、マスコミによる意識操作、バッシングなど現代の社会問題を「こども」の視点で語っている。
主人公倉田紗南ちゃん、羽山秋人くんの魅力
何よりこの漫画の一番の魅力はキャラクター。
どのキャラクターも個性的で憎めない、どのキャラも優しく温かい。
でも、ダントツで主人公とヒーローに感情移入しちゃいます。
天真爛漫でお調子者だけれど、根はとっても繊細な紗南ちゃん。
みんなの前で取り繕ってしまうのか、辛い時に辛いと言えない、泣きたい時に思うように泣けない。そんな女の子でした。
こんな女の子になれはしないものの、自分も通づるところがほんの少しばかりあったので、わかる、わかるよ、って、なんだか涙が止まらないところが数々。
こじれにこじれて捻くれて、一人になってた秋人くん。
羽山も不安や寂しさを抱えながら、それを人に理解されようとは一切思わず、一匹狼のように日々を過ごしています。
そんな中、「あ〜生きてるって楽しい〜」なんて言わせたいがままにつっこんできた紗南ちゃんに、心が動くわけですね。
たぶん、読んでもらったら・・・
いつしかこの二人をものすごく、好きになっちゃうと思います。
中学生編からはじまる四角関係、切ない恋模様
「好き」ということを紗南ちゃんが自覚し始めるところから、とっても面白いんです。
その代わり、とってもとっても切ないんですけど・・・。
ずっと隣、ずっと一緒、ずっとマブダチで居られると思った羽山との別れ。
その間に変わる環境。遠く離れた場所と時間は、本人たちが思っているより随分と長いものでした。
あ〜。久しぶりに読みたくなってきた。
こどちゃ、実はアニメが凄く良い。
わたしの本棚、ってことですが、実はこどちゃ、アニメが凄く良いんです。
何がいいってそりゃあもう「声優」です。
話も良い、テンポも良い、BGMも良いし、キャラデザも良い。
でも、一番こどちゃの魅力を引き出しているのは声優。
紗南ちゃんを担当している小田靜枝さんは、どうやらラジオのパーソナリティらしく、声優業で主なお仕事は紗南ちゃんだけです。(他、ちょい役はあるみたいですが)
この人が紗南ちゃんで本当に良かった!本当に最高!
紗南ちゃんといえば陽気に歌を歌っていたり、大人を圧巻する凄まじいテンションでおしゃべりしたり、ってイメージだと思うんですけど、まさにイメージ通り。いや、イメージ以上に紗南ちゃんでした。
羽山は実際に声変わりをする実年齢くらいの男の子の声。
これもまた、リアルで良いんですよね・・・。
他のキャラもみんなぴったりです。ぜひ、一度見てみてください。
アニメおすすめ回
ちなみにアニメオリジナルの話も面白いんですが、原作に忠実な話の部分が一番面白いです。
1〜38話
51〜65話
82〜89話
91〜102話
ですかね。1〜38話以降は、原作と大分変わったりしてきます。
中学生編のいざこざは、ちょっと辛いかも…、原作のクライマックスとは違う話になっているので、また別のこどちゃとして楽しめます。
ぜひこっちも見てみてほしいです。
というわけで、こどものおもちゃについておすすめしてみました。
「わたしの本棚」