アニメ化直前・覆面系ノイズより面白い!?福山リョウコ連載デビュー作【悩殺ジャンキー】
今週のお題「わたしの本棚」より、本日の1作品。
気軽に少女漫画とか読んでキュンキュンしたい時ってありますよね?(私だけ?)
素敵な少女漫画は数あれど、素敵すぎて感動ストーリーすぎて暇つぶしにはちょっと重いような、涙が枯れるくらい読んじゃうような、ちょっと巻数が多すぎてなかなか集めあれれないような漫画って多いと思います。
かといって、テンポが良いだけの中身のない漫画じゃ面白くない。
だったら、気軽に読めるのに適度にボリュームもあって内容も楽しめる漫画がいい。
そんな時におすすめしたい作品です。
悩殺ジャンキー
あらすじ
ナカとウミは事務所「boom!」所属のモデル。偶然ウミの秘密を知ってしまったナカは秘密をばらさない代わりに仕事をもらい、必死に秘密を隠す。しょっちゅうナカはウミに殴られたり蹴られたり飛ばされたり……。だが、チュウをしたり(事故)抱き合ったり(思わず)と仲の良い2人。いろいろな困難を乗り越えてゆくモデル達のドタバタコメディである。
主人公のナカとウミ
ナカはスタイル抜群、普通にしていれば一目を引くような綺麗なモデル。
けれど笑顔が全く作れず緊張すると極悪人ヅラになってしまってオーディションでも落ちまくり。
対してウミは超売れっ子美少女モデルでティーンの憧れの存在。
しかしナカは偶然ウミの秘密を知ってしまう・・・。
実はウミは男だった!?!? しかも同じ学校の先輩で生徒会長!?!?
そんなこんなで二人で行動することが増えていく中で、二人の気持ちにも変化があって・・・
ウミはやたらチューしてくるし・・・
そんな二人が主人公のお話です。
ドタバタコメディなんだけど・・・
Wikipediaのあらすじにもあるように、確かにドタバタコメディなんです。
ウミはナカを殴ったり蹴ったり飛ばしたり暴言吐きまくるし、、
「え、これって本当にあまーいはずの少女漫画?」
「え、これが噂のツンデレ?」
「え、これって流行りのドSなんてレベルじゃなくね?」
なんてくらい、笑えるシーンも数多く。(笑)
でも、モデルとして、男として、女として…
いろんなことを乗り越えてどんどん成長していく二人と、その周りのいろんな過去を抱える仲間たちが、もう、そりゃもう、たまんなく愛おしいのです!
これがいわゆる福山節なのかなって。
悩殺ジャンキーだけじゃなく、全作品で通ずるギャグ要素。(時々白目のキレ顔は定番です)
それにプラスして、時々ぐっと感動させてくれるそれぞれのキャラの視点で描いたそれぞれの気持ち・・・。
他の少女漫画では体験したことのない面白さがあります!
もどかしい!切ない!すれちがい!恋愛模様
主人公二人、誰から見ても、どっからどうみても、お互い両想いのはずなのに・・・これが全っっっ然!!!!!くっつかない。
しかもライバル?もどんどん現れて、ウミは内心焦りまくり。
ナカも不安でいっぱいで、まさかウミが、だっていつも私のことをからかっているだけ、なんて超鈍感だし・・・
そんな二人が一体どうやってくっつくの?
目が離せません!
実はサブキャラたちの恋愛が切なくて泣ける・・・
15巻、神巻です。
たぶん、あれですかね、ナカとかってやっぱり可愛くて極悪面にならなければすんごく完璧な子で、実羽ちゃんとかもやっぱモデルなだけあって変わってるけどすごく美人。
そんな中で一人だけ背も小さければ見た目が特別可愛いわけでもない、このいちごちゃんに、共感しちゃうのかもしれないです。
あと年齢差がたまらなくいいですね・・・
もちろん、カメラマン堤とモデル実羽ちゃんの過去から現在までも、目が離せません・・・!
サブキャラたちの恋愛まで楽しませてくれるなんて、福山さまさまです。
福山リョウコといえば、「覆面系ノイズ」
現在連載中・アニメ化も決定している覆面系ノイズ。
福山リョウコ先生といえば、もはや覆面系ノイズになってしまっているかもしれないのですが・・・
私が推したいのは断然悩殺ジャンキーです。
なぜ、覆面系ノイズがこんなに売れているのか?
正直作品として面白いのは悩殺の方なんじゃないか、と思ってしまうのですが、どうして覆面系ノイズがこんなに売れているのか?ちょっと考察してみます。
1. 圧倒的な表紙のおしゃれさ
今まで、それこそ悩殺ジャンキーの頃は、花とゆめ定番だったトリコロールカラーのラインに赤文字で作品名、その下の四角い枠にイラストが配置されていましたが、 覆面系ノイズから表紙のカバーデザインがイラスト全面になっています。
しかもカバーデザインは全て福山リョウコ先生本人。
そりゃもうおしゃれでかっこいいわけですね・・・。
カバーデザインの手に取りやすさも、理由の一つかもしれません。
2.音楽というテーマ
覆面系ノイズは全員一方通行片想いのお話。
けれどそれだけじゃなくて、「音楽」もテーマにしています。
福山リョウコ先生は大の音楽好き。
しかも邦ロックのようなバンド系の音楽をよく聴いてらっしゃることはファンの間でも有名かと思います。
そんな福山リョウコ先生が満を持して「音楽」をテーマに漫画を描く。
これは先生本人の想いも一入かと。
それは次で言う宣伝にも力が入りますし、音楽というコアなファンがいる世界・憧れを抱きやすいバンドというテーマは、中高生から注目を浴びるのも頷けます。
3.宣伝量の違い
そして1巻発売の際、先生自身も大ファンであるMAN WITH A MISSIONとのコラボPVも話題でした。
音楽というリアル世界と二次元のコラボレーションは相当クるものがありますね。
このようなコラボや表紙回数からも、力を入れて押し出しているのがわかります。
ただ、それも人気だからでしょうけどね・・・。
モノクロ少年少女
散々おすすめである悩殺ジャンキーと、引き合いに出して話題の 覆面系ノイズについてもお話してきましたが、間にもう一作連載作品がありました。
それがモノクロ少年少女。
モデル世界から一変してファンタジー空間とも言える学校で過ごすことになった呉羽。
長身・貧乳のナカと一変して小柄で豊満なバストの持ち主です。(笑)
これも設定に癖が強すぎるものの、読み進めるとなかなか面白いです。(私は覆面系より好きなんだけどなあ)
福山リョウコ先生の魅力
そんなこんなで素敵なヒット作を続々と生み出している福山先生。
悩殺でおしゃれなモデル世界を描いている、いつも中表紙までデザインがとってもおしゃれ、なだけあって、本人もとってもおしゃれ〜。
深桜さんのヘッドホンさん pic.twitter.com/qvIETPu3mr
— 福山リョウコ (@ryocoryocoryoco) 2013年11月11日
ボブに可愛い紺のネイル!女子が憧れる存在ですね。
以上。
福山作品を読みあさっている私が推薦したい・・・「悩殺ジャンキー」についてと、その他福山作品について語ってみました^^
だいぶ独り言感がすごいですが、ぜひ!悩殺ジャンキー、読んでみてもらいたいです。