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アニメもいいけど原作はそれ以上。とらドラ!の魅力「そういうふうに、できている」

先週のお題が「わたしの本棚」で、漫画や本をいくつかご紹介させていただきました。

でももう一個、語っておきたいシリーズの本があるので今回ご紹介させてください。

 

 

misallychan.hateblo.jp

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とらドラ!ってやっぱりめちゃくちゃいいよね

はい!とらドラ!です。

 

私がはじめてシリーズ全巻集めて隅々まで読めた唯一の本。

 

本・活字が苦手な人でも読みやすい

本当に活字という活字が苦手で、小説読むのなんて全然続かなかった。

昔朝読書が必ずあって、野球にハマってたときに「バッテリー」とか読んでたけどこれも続かず。というか、バッテリーがだんだんホモに見えてきてしまって見れなくなったのもある。

一冊読むのにも一苦労だったあの頃。

 

そんな私がこのとらドラだけは読めました。

 

なんでかっていうとはじめにアニメを全話見ていたから。

いつも活字読んで想像して、ああ、こういうことかって理解して読み進めるタイプなので・・・

すでにアニメを見ていた私にとっては、声も姿も情景も全て思い浮かんでいた。

もちろん大河はくぎゅだし、みのりんほっちゃんだ。

 

たぶん小説とか好きな人ってこういう情景ごと自分なりに解釈して想像するのが好きなんだと思うけど、私は別にそんなことない。

むしろアニメが好きで小説を読んだから、そのアニメを軸にもっと事細かに展開されていく小説がおもしろかった。

 

 

「アニメ」とらドラ!では物足りなかった

先ほどにも綴ったように事細かに展開されていく小説がおもしろかったのです。

そう、事細かに。

 

アニメのとらドラ、とってもおもしろかったんだけど、特に最後・・・みのりんが何を考えているのかさっぱりわからん。

なんならみのりんって悪者なんじゃないか、どんどん進んでいくにつれてみのりんって・・・わーわー騒ぎ立てて、結局、何がしたいの・・・って。

 

そこでその辺も気になったことだし、原作である小説を見てみよう!と思ったのがきっかけ。

 

アニメとらドラ!とは

とらドラ!』は2008年10月から2クールにわたって放送されたアニメ作品。竹宮ゆゆこさんの原作ライトノベルは累計300万部突破の人気作で、宝島社が出しているガイドブック『このライトノベルがすごい』にもたびたびランクインしています。

アニメはJ.C.STAFF製作で、スタッフ陣には後に『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、アニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』を生み出した、長井龍雪監督×シリーズ構成岡田磨里×キャラクターデザイン田中将賀を迎え、その完成度の高さはアニメファンのお墨付き。青春時代らしい葛藤を抱えた個性豊かなキャラクターと、彼らの恋愛劇が多くの感動を呼んだ作品です。 

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 原作もいい、絵もいい、声もいい、動きもいい、音楽もいい・・・

アニメ自体は高評価だったんじゃないかと思います。

 

 

もちろん高評価な分、否定的な話も多いですが。

私はそのアニメに対しての批評に関しては全て原作が解決してくれたものだと思っています。

 

確かに私も批評としてはあった。だから物足りなかった。

でも原作を読んだら全てすんなりと受け入れられたし、アニメがさらに面白く感じられた。(アニメ2周して、原作読んで、さらにまたアニメを2周して、を繰り返しているほど見ています。)

 

そのくらい原作では、アニメじゃ描ききれなかった全てのキャラの心情が読み取れる

大人で有名な亜美ちゃんの心情は上手い感じに描かれてると思いますが…それさえも更にぐっと心が近寄ります。

 

みのりもしかり。

みのりんってほんとに好きだったの?なんで大河に怒ったの?なんで竜児に怒って、なんなの幽霊って…!

よくわからなかった気持ちも露わになります。

 

そして大河。

なにより大河の想いってどれだけ重要なんだと思う。

亜美ちゃんは最初大河のこと嫌いだったけど、なぜなら自分をさらけ出しても愛してくれる人がいるから、でもそうじゃないってわかって、でも大河の気持ちを知ってるのは私しかいないから、って見守るようになって…

 

そんな大河だからこそ、小さな体で1人で抱えてることって、実はものすごく多いんですよね。

 

 

それは恋愛のこと、友達のこと以上に、家族のことかもしれない。

だからこそ、大河の気持ちが読み取れる原作はものすごく泣けましたね…

ていうか大河どんだけいい子なの…すき…

 

しかも、進路とか悩み始めた高校生の時に読んでたからなおさら共感。

 

最終回間際の親と子の話は見物です。

 

 

ちなみにゴールデンタイムもなかなか面白かったです。

原作者の竹宮ゆゆこさんは女性。

 

だから心理描写とか異常なまでにうまいんですよね。

ところどころラノベらしいギャグ要素なんかも散りばめられてて、本当にちょうど良く読めます。

 

ゴールデンタイムもなかなか良かったけど、やっぱりとらドラが本当に良かったなあ。